なにごとも継続することには価値があると思っています。これは、英語学習でもライティングでも同じこと。
なぜなら、英語学習もライティングも一朝一夕に上達するものではなく、日々磨きをかけてこそ、真の意味での実力が身に着くと思うからです。
ブログをはじめたらまずは毎日書け!
と、よく、先輩ブロガーたちがいいますね。
これは、ブログに限らず、どんな文章でも同じことです。小説でも、俳句でも、エッセイでも、日記でも、毎日書き続けたその先には、必ず何かしらの成果が得られるものと信じています。
そもそも、文章がうまくなりたいと思っているなら、書くほかにすべはありません。たしかに、本屋に行けば文章力を鍛える方法や良い文章を書くノウハウは手に入ります。
でも、それを知識として知っているだけではダメで、実践として書かなくては本当の文章力とはいえませんよね。
毎日文章を書く。たとえ日記でもつぶやきでも、とにかく毎日何かしら書くという行為を継続することで、自分の考えや行動、思いを言語化する訓練になります。
書いたものを自分の目で読むことにより、自分のアイデアや立ち位置を俯瞰することもできるでしょう。
「毎日、書くことなんてない」と、思いますか?
それは「書く」という視点で回りを見ていないからだと思います。
その気になれば、毎日目の前で起こる事象や現象、知っていることや聞いたこと、あるいはルーティンの中にも、「書く」ネタは転がっています。
行動しながらあるいは考え事をしながら、「次は何について書こうかな」という視点を持ち続けていれば、「書くことがない」なんてことはないはずです。
たとえ、その日一日ベッドでゴロゴロしているだけであっても、頭の中では何かを考えているはず。それをそのままアウトプットすればいいだけです。
毎日書くことは、自分の中のかすかな変化を記録することでもあります。
私たちの細胞は一定の周期で生まれ変わっており、一年前の私は私でありながらも実はまったく同じ個体ではありません。
何も書かなければ風化して消えてしまう変化と記録を、毎日書きとめておけば後日読み返すことができます。
私たちは常に「成長したい」という願望を持っています。みなさんも、昨日より、少しよい人間に成りたい、よい生活をおくりたいと願っているのではないですか?
何も書かなければ通り過ぎてしまうその変化を、書き留めることによって見える化することができるのです。
―――とはいえ、書くことを習慣づけるのは意外と難しいものです。そこで、利用したいのがオンラインサービスです。
今は、ブログやSNS、各種文章投稿サービスを提供するプラットフォームがたくさんあります。これらを利用することのメリットは、公開することで誰かに読んでもらえるということ。
昔の人は、日記帳やノートに、一人黙々と毎日の出来事や感想を書き留めました。書くのも一人、そしてたいてい、後日ひっそりと読むのも書いた本人くらいです。
でも今は、だれでも簡単に世界に向けて自分の文章を公開できる時代です。だれかが読んでくれていると分かればうれしいし、もっと書きたいと思うでしょう。
書くモチベーションを維持するにはもってこいの時代なのです。
せっかくそんな素敵な現在に生きている私たち、まずは一行日記からでも書き始めてみませんか?